リサイクルトナーの処分方法について

今やコピー機やプリンターは規模の大小に関係なく個人から大小の事業所にまで普及しています。コピーの時に必要な備品がトナーです。トナーが少なくなると印刷がかすれる、薄くなるなどの症状が現れます。コピー機にもトナー交換のサインが出ます。

トナーを上下左右に振ることでまだ使えることもあります。それも長くは続きません、遅かれ早かれ交換しなければ使えなくなります。では、使用済みトナーの処分について記述します。

使用済みトナーをリサイクルするには

使用済みトナーはリサクルトナーとして再利用されます。間違えても家庭ごみの燃えないゴミなどで廃棄しないように。トナー内部は炭素の粉末です。使用済みとはいえ炭素粉末が残っていますので家庭ごみで処理されるとその処理過程で粉塵被害の恐れがあります。

また、ごみ内部で加熱された場合は粉塵爆発し火災の発生もあり得ます。スプレー缶をそのまま捨てるのと同じほど危険と思われます。使用済みトナーは必ず、再利用で循環させることです。使用済みトナーをリサイクルするには、第一はトナーを購入したときに、トナーと一緒に使用済みトナーの送付先住所が記載された着払い伝票が一緒に同梱されている場合があります。

また、ウェブサイトで確認するようにアドレスが記載された案内の場合もあります。さらに、FAX番号の記入された用紙が同梱されている場合などリサイクルトナー業者により回収の方法はいくつかあります。宅急便で送る際に梱包する必要があるので新品トナーの空き箱と梱包材は捨てないほうがよいでしょう。

回収にするときに必要になります。また、段ボールや梱包材を探す手間が省けます。

使用済みトナーの梱包と送付について

使用済みトナーの送付先が分かったら、購入時に送られてきたトナーの箱に入れます。トナーはリサイクルされる大事な商品なので部品の損壊や故障など起きないように新品のトナーを開けた時のパッケージを利用して封入します。

この時トナーがガタつくことなく隙間を梱包材や新聞紙などで安定させます。あとは着払い伝票を貼付して宅急便業者に依頼します。たまに回収に出し忘れたトナーがあることも起こるでしょう。その場合は、大きめの段ボールに使用済みトナーを複数入れてきちんと梱包すれば大丈夫です。

リサイクル業者のなかには、当社以外のトナーは回収できません、と注意書きのある会社もありますので、そこは事業所で確認する必要があります。これから使用済みトナーはリサイクルの循環にのることになります。

なぜトナーをリサイクルするのか

コピーをしてトナーを使えば減るものです。トナーで印刷できる枚数は内部の炭素粉末の量で決まります。トナー内部には炭素粉末が充填されています。つまり、トナーカートリッジ本体が故障していなければ内部に炭素粉末を再充填すれば新品同様に使えるのです。

つまり、再利用可能なものは再利用する、リサイクルトナーとして社会に循環させるということです。この背景には、リサイクル型社会や循環型社会などを目指そうという取り組みがされてきたなかで、日本の文化として根付いてきているからです。

企業も大小に関わらず、低コスト、省資源、再利用に取り組むのは企業文化として当然であるからです。事業所で使用するプリンターやコピー機本体のトナーに限らず、家庭用のインクカートリッジでさえリサイクルの対象になっていることはよく知られていることです。

消耗品のトナーやカートリッジを再利用するのは、日本にある、もったいない精神の象徴です。

純正トナーとリサイクルトナーの違い

純正品トナーは、コピー機メーカーが生産しているトナーです。一方のリサイクルトナーとは、リサイクル業者が宅急便などで回収した使用済みトナーを再利用しています。リサイクルの手順は、まず使用済みトナーは解体、洗浄、加工、調整など整備されて商品として再利用可能になったものに炭素粉末を再充填したものです。

では純正トナーとの違いは何か。純正トナーはメーカー製品なので安心して購入できます。そして品質の安定が保証されていて不調になった場合は保証期間内の無償修理が適応されます。一方で1単位当たりの単価が高いので大量に使用する大規模な企業などでは経費節減に不向きです。

さらに一旦、生産終了したトナーカートリッジの入手は困難です、メーカーは在庫を減らします。このように純正品のメリットは安定した品質と故障時の補償です。つまり、品質と不調時の2点を解決できればコストパフォーマンスの優れたリサイクルトナーでも十分使用に耐えられるということです。

消費者の選択肢としては、安くて、品質もよく、故障しにくい商品が望ましいです。

リサイクルトナーのメリットとデメリット

リサイクルによって再利用可能になったトナーは純正品よりもはるかに価格が安いことです。純正品よりも半額か三割引き程度で購入できます。また、省資源化でエコ、環境保護に貢献できます。一方、デメリットですがリサイクル業者による品質の違い、また初期不良など不具合の発生があります。

そして純正トナーではないためコピー機本体に不具合が起きた時にメーカー保証外になる場合があります。最近のリサイクルトナー業者は、リサイクルだから安かろう悪かろうのイメージをなくすように企業努力を重ねて改善してきています。

例えば、製品の初期不良などの場合は無料保証で代替品と替えさせていただきますなどと、品質改善と向上に努め、保証を担保しています。その成果もあり製品の品質は向上しています。確かに純正トナーとリサイクルトナーを比較すれば純正トナーに劣るかもしれません。

しかしリサイクルトナー業者も、業者によって製品の品質には差があるので良好なリサイクルトナーを扱っている業者を探すことが良い製品とめぐり合えることになります。リサイクルトナーの品質に自信がある業者は保証をつけたり、さらに保証期間を長くするなどしています。

購入の際には保証の有無、保証期間などは商品選択の目安になるでしょう。

使用済みトナーはリサイクルで循環

純正品トナーもリサイクルトナーも使用済みになったら必ずリサイクルで循環です。世界的に資源の取り合いが起きています。

まして日本は資源小国です、だからこそリサイクルの技術で沢山の商品がリサイクルの循環で再利用されています。その中でも個人から大小事業所、企業などで使用されるインクカートリッジやトナーはリサイクルの代表です。

家庭用のインクカートリッジでさえ、家電量販店などにはインク回収ボックスが設置されています。限られた資源を有効に活用するためにも、使えるものは再利用することが大切です。近年、リサイクルトナーに関して通常の使用には十分なまでに品質改善されています、また初期不良、不具合も減少してきており純正品と同じように安心して使えるようになってきています。

不具合や故障が心配ならば純正トナーを選択する。そうでなければリサイクルトナーを選択する。いずれにしろ消費者にとっては用途やコストなどから選択肢が増えることありがたいです。リサイクルトナーも純正トナーも消費者にとっても選びやすくなってきています。

参考サイト(リサイクルトナーカートリッジ)
トナプロ ... リサイクルトナーカートリッジなら - 低価格と高品質を保証するトナプロ -